「3300円の3回払い」あのシェフの正体を調べる
3300円の、3回払い
まずはこの動画を御覧ください
そのダイナミックな商品紹介、次々に出てくるナイフの数々から「海外版QVC」と囁かれるShow tyme knife。
※先ほどの番組は英語版も公開されているので日米版を比較しながら見ることができます。(アメリカでも3回払いは変わらないようです。アーノルドの吹き替え全く違和感がない。)
○オリジナル版↓
開発者ロン
この開発者のロン、なんと英語版Wikipediaに記事がありました。
意外にもロンは有名人らしく、ナイフ以外にも怪しげな?商品を大量に発明した人物だそうです。
2021年に86歳で逝去したが、その際にもあのCNNが追悼記事を出しています。お茶の間の顔的な存在だったのでしょうか。
ツッコミどころ満載な通販番組ですが、一番気になるのは
「アーノルドおじさんって誰?」
「ああ、ぼくのトマトが可哀想に」気さくでウィットに富んだ話しぶりに、明らかに素人ではない華麗な手さばき。専門に雇ったシェフではないか?本当にロンの親戚か?と疑問がわきます。
謎の多いアーノルドさん
ロンのWikipediaを見てもアーノルドらしい人物は載っていません。ネットで"Ron Popeil cousin"と調べても、全米から寄せられた「アーノルドって誰?本当に従兄弟か?」のようなコメントばかり。
ファミリーネームが同じであることを祈って"Arnold Popeil"と検索しても、ヒットしません。そんな中、ある新聞記事に答えが載っていました
アーノルドの正体
2000年10月のニューヨーカー誌。ロンが自分の発明の歴史について語っているようです。その中で、Popail家のメンバーについて説明があります。
曰く、「ロン、父のSJ、そして共同開発者で番組仲間のアーノルド・モリス」。
アーノルド、発見しました。一応同姓同名の場合もあるので、確認
間違いないでしょう。コック帽をかぶったアーノルドおじさんそのものです。また、ロンの曽祖父にあたる人物はKidder Morrisなので、アーノルドさんのファミリーネームとも合致します。
ロンと共に開発に携わっただけでなく、俳優としても活躍していたそう。どうりでナイフの紹介が上手いわけです。